【ゲームレビュー #1】レトロフリーク


ゲームレビューの1投稿目で、ゲームソフトではなくハードとなってしまったが、
レトロフリークについて記載したいと思う。

レトロフリークとは

公式サイトにも書かれている通り、
ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ(カラー含む)、ゲームボーイアドバンス、
PCエンジン(スーパーグラフィック含む)、メガドライブ、ゲームギア、セガマークIII
という機種のカートリッジを、アダプタ経由でインストールすることができ、
インストール後はカートリッジを刺さずともゲームを遊ぶことができる。
映像はHDMI出力となり、現在のテレビに高解像度で映すことが可能だ。

コントローラーについては付属のコントローラ以外に、
ゲーム機純正のコントローラーもアダプター経由で使用できる。
また、USBコントローラーにも対応しているため、非常に選択肢が多いのも良い。
なお、レトロフリークのメニュー操作はすべてコントローラーだけで行うことができ、
キーボードなど難しくなるようなものは一切不要だ。

ゲームはリスト管理され、インストール後は自動で日本語のタイトルが表示されるため、
インストールするだけでもリストのタイトルがどんどん増えていく楽しみがある。

便利機能たち

便利機能なのが、自動セーブ機能や、チート機能だ。
手動でどこでもセーブと言うのは、バーチャルコンソールでも存在しているが、
ゲームをやめた際に、自動で状態保存がされ、
次に始めたときに、前回やめたポイントから開始できる。
手動セーブ以外の自動セーブというのは面倒くさがりの自分としては嬉しい機能だった。

また、チート機能は賛否両論あるかとは思うが、ゲームの改造機能である。
昔のRPG振り返りたいだけなので、今更長い時間をかけて通常通りプレイすることは
正直時間的にもったいないということがあり、
ドラクエなどで所持金最大値から始めるなどが可能だ。
このチートコードがほとんど最初から登録がされているし、
インターネットで調べれば追加することも可能だ。

要注意点

  1. カートリッジを指す前に、必ず端子の掃除をしないと、ピンが壊れた報告が多数ある。
    無水エタノールで掃除し、シリコーンスプレーで潤滑を良くすること。
  2. 付属のコントローラーの十字キーが非常に誤入力が多く使いづらい。
    ※私が購入したのは発売日時点のもののため、現在のロットでは改善しているかもしれない。
    これには簡単に解決方法があり、バッファローのパッドを購入し、
    基板だけ交換してしまうのが良い。
    裏のネジを開けて、基板を交換するだけというお手軽さで
    入力しやすい十字キーに変更できる。
    HOMEボタンやオプションボタンと外ケースの穴が同じ位置の為、
    加工は一切不要で取り付けられるのでおすすめだ。
  3. 入力遅延については、ネットで色々書かれているようだが、
    個人的に気になったのはスーパーファミコンだけだ。
    スーパーファミコンは、スーパーマリオワールドで、
    崖のギリギリをダッシュジャンプで越えようとした際に、
    ジャンプ入力が間に合わず、そのまま崖にダッシュで落ちてしまうケースが多かった。
    私は遅延には結構こだわりを持っている方だと思っているが、
    それでもSFC以外の機種は気になるレベルではなかった。(GG、SM3は未検証)
    スーパーファミコンの遅延対策については、今後のアップデートに期待したい。
    ※テレビやモニターはゲームモードなどに対応している機種で、
    1フレーム未満の低遅延モードを搭載しているものでプレイすることを勧めたい。

実際遊んでみた

上記に記載の通り、スーパーファミコンは入力遅延を感じるため、
スーパーマリオワールドでミスを連発していたが、
慣れてしまえばなんとかなるもので、
非常に難易度が高いスペシャルコースもなんとかクリアできた。

ファミコンについては、悪魔城伝説が特殊な音源を積んでいるということで
正常に動作するのか不安だったのだが、特に不具合は感じられなかった。
忍者くん阿修羅ノ章も正常に動いている。

PCエンジンはビックリマンワールド、大魔界村(スーパーグラフィック)、
R-TYPE、最後の忍道など特に問題なく動作した。

メガドライブは大魔界村が何故かインストールリスト上日本語の名前にならなかったが、
ゲーム自体は正常に動作した。
ゴールデンアックスの叫び声なども特に不備なく鳴っている。
名作ガンスターヒーローズも問題ない。

ゲームボーイについては、マリオランド2など序盤しかやっていないが特に不備はないようだ。

ゲームボーイアドバンスは、
初期のファームウェアだと時折止まってしまうような不具合があったが、
現在の最新ファームでは特に不備は感じておらず、
メトロイドゼロミッションを正常にプレイできている。
ファミコンミニについては、正常に動作しない場合がある報告があるようだ。

その他

このタイミングで、レトロフリークの亜種バージョンであるBASIC版というのが発表されたようだ。
こちらはカートリッジアダプターをSFCだけに絞ったもののようで、それで価格を抑えているらしい。
個人的には、SFCは遅延が目立つし、どうせならFCのアダプターも付いた状態で
低価格で出すべきだったのではないかと思っている。
また、レトロフリーク用アーケードスティックも発表されたようだ。
こちらについても、家庭用の格闘やシューティングゲームに使うのも良いのだが、
NEOGEOなどのアーケードゲームにぜひ使用してみたいので、
今後のアップデートに期待していきたい。

レビュー評価

★★★★ 星4つです。(最大星5つでの評価)
SFCの遅延が気にならない所であれば、星5つつけたかった。
また、PCエンジンのCD-ROMや、NEOGEO(CD含む)にも今後対応してくれると、
まさに夢の一台となるように思えるので、
サイバーガジェットさんのアップデートへの期待を込めて満点にはしていない。






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